暮らしてます。

ただの日常

原点


天使にラブ・ソングを
と言う映画をご存知でしょうか。
小学生の頃、授業で観てからずっと好きな映画のひとつ。

カトリックの厳格なシスターたちが1人のちょーパワフルな女性によって変わっていくお話。(かなり簡潔にまとめてしまった)

わたしがこの映画の中で1番好きなシーンはシスターたちがゴスペル風の讃美歌を歌うところ。映画だけど、すごい鳥肌がたつ。
気弱だったシスターがソプラノのソロを堂々と歌うシーンとか本当に鳥肌もの。
当時のわたしはこの黒人のおばさんすげぇ!って思ってたけど、今は歌ってすげぇ!っておもう。


わたしの音楽のバックグラウンドって今思えば讃美歌だったわけで。それを考えると、なかなか面白い人生だなぁとおもう。

f:id:no-nohana:20130819154130j:plain



普通の感覚ではきっと分からないのだろうけど、赤ちゃんの頃から教会に行ってたらそれが当たり前になってしまう。生活とひとつなのだ。お墓参りとか葬式のときにお経きくとか、それと同じ感覚。
宗教って世界にたくさんあるよね。日本は宗教に対してとても無知だから、すぐ宗教批判したがるけど、批判されても、それが生活の一部になってしまってる者からしたらとても困る。
そんなことないんだけどなぁ、の一言に尽きる。
宗教の押し売りをするな!と言われるけれど、こちらも貴方の主観を押し付けるな!と思ってしまうし。
そもそも主に押し売りしているのは新興宗教ですし。
全ての宗教をひっくるめて宗教ってさーとしたり顔で言う人はなんとも、無知だなぁとおもってしまう。

こういうの書くとまじで嫌われそうだけど。

日本人だって葬式したり、初詣にお参りいったり、七五三したり、お盆に墓参りしてるやん!っておもう。いただきます、ごちそうさまだってキリスト教でいう食前の祈りと同じだし。お祭りだって神様祀る行事だし。日本の宗教行事や文化って上げ出したらキリがない。だから日本って無宗教じゃないんだよ。海外から見たらちょー信仰熱心なお国柄に見えるとおもう。
そもそも天皇だって神官なわけだし。


常識なんて存在しないんだから、全てに疑問をもって学べばいいのになぁとおもう日々です。

わたしは自分の宗教に対しても常に疑問と疑いをもっているし。絶対的信仰心なんてない。ブッタすげぇ良いこと言ってるとかおもうし。聖書読みながら、ねーよ!っておもうこともある。でも、それでいいと思ってる。
お寺も神社も好きだしねー。そんなもんだとおもうけどなー。きっとみんな宗教に対して難しく考えすぎなんだ。海外のハリウッドスターやアーティストなんかも大体が何かしらの宗教を信仰しているし、もっとフランクに接したらいいのにね。



国の文化は殆ど宗教の上に成り立っているし、宗教を知るってことはその国の文化を知ることだから、学ぶのってきっと楽しいとおもうけどな。
神社巡りも教会巡りもしたいし、宗教学もたくさん学びたい。